依頼内容に良くある飲食店で集客を増やして売上を上げることが難しいと相談を受けます。まずは、現状を把握してなにが売上が良い店舗と違うのかを比較して調整していきます。
観光地で一本入った路地裏にある集客を増やして売上を上げたい飲食店は必見です。
依頼時の状況
集客、売上が共に順調な店舗は、以下の点は基本的にクリアしています。
- メニューに写真がない
- メニューが複雑
- ホームページがスマートフォンに対応していない
- 外国人対応をしていない
- SNSに登録していない
- カード決済ができない
- その他細かいこと
以上、改善できれば過去の事例で集客を増やすことができるので、それに伴い売上を上げることができます。
メニューに写真がない
メニュー1つ1つに写真がありませんでした。初めて来店される方は、ほとんど写真が載っているメニューから注文することが多いです。
実際スタッフに聞いてみたら、「考えてみたら確かに写真が載っている商品が出ている」とのこと。
結構これが大事で、お店の方は当たり前に分かっているので写真がなくても良いと思われがちですが、初めて来店されるお客様は写真から選ぶ傾向が強いので、商品1つ1つに写真を載せることが大事です。こういったことは、意外に現場だと気づかないことが多いです。
また、写真の撮り方もせっかくですので少し工夫して載せることが大事です。一層美味しく見えるようにプロに撮ってもらっても良いかと思います。プロに撮ってもらうとあとあとポスターや名刺、ホームページでのメニュー画像でも使えます。
メニューが複雑
メニューを初めて見た時は、一番注文が多いであろうセットメニューが小鉢だけが違うだけでたくさんの種類があり、また商品名も全然違ってきたのでお客様が理解して注文するまで時間がかかるだろうと思いました。
そのような分かりにくいメニューだと印象に残りにくく、「また来よう!」につながりません。これも現場ではなかなか気づかないことですので気をつけたいところです。
ホームページがスマートフォンに対応していない
観光地に観光に来る方は、観光地、飲食、お土産のことはある程度検索します。
そこで、スマートフォンで検索してホームページに訪れてもらっても、スマートフォンに対応していなければ読むこともなく閉じられてしまう場合があります。
よって、現地(お店の前)でも確認する可能性がありますのでホームページはスマートフォンにも対応することは必須となります。
時間と費用の関係で現在あるホームページすべてのページをスマホ対応にするのが難しい場合、メニューが詳細に載っているページだけでも作成しておくと、QRコードでポスターやメニューボードなどでウェブメニュー表が出来上がります。
外国人対応をしていない
今や、観光地に行けば必ずと言っていいほど外国人観光客を見かけます。このチャンスを見逃すのは大変にもったいないことなので
- メニュー:英語、中国語、韓国語など主要な言語のメニューを作る。
- ホームページ:英語、中国語、韓国語など主要な言語のホームページを作る。
- 立て看板:外国人観光客に対して対応できる旨を書く。
以上、外国人観光客の集客にはやっておきたい項目です。そんな本格的なものでなくてもよいんです。実際にすべてを翻訳すると費用がかなり掛かってきますので、Google翻訳である程度伝わればよいですし、写真があればどんな商品か分かります。
SNSに登録していない
SNSの登録を見て来店される方は多いです。特に観光地ではSNS投稿している方が多く、店舗からも現地の情報、天気、キャンペーン、お得情報など積極的に配信してフォローや検索して見てもらえると集客につながります。
また、このツィートを見たら割引、一品付けるなどの戦略も必要になってきます。
カード決済ができない
外国人観光客は、カード決済できる店を優先的に選ぶ傾向があります。私自身もカード決済できる店を探すことが多いですので、できる限りカード決済のシステムを導入しましょう。
その他細かいこと
観光客は、特産物を食べるのも楽しみにしています。よって観光地特産物を利用したスペシャルメニューがあると、目に止まりやすくなるので用意します。
また、新メニュー、限定メニューなども定期的に出すようにすると効果的です。
あとは細かいですが、お客様の立場になって飲食させてもらいましたが、薬味を取るミニトングが非常に取りづらく、デザイン重視で選んでいる傾向があったので変更した方が良いとお話させていただきました。
まとめ
いかがだったでしょうか?まずは、基本的なことからクリアしていき集客を増やして売上を上げて行くことが大事です。
また、授業員の方が戸惑う可能性があるので、こういったことは少しずつ改善していき、第二弾、第三弾と結果を見ながら少しずつ調整していくことも大事です。
今回は、観光に行ったときに、たまたまオーナーさんがいらしており、お話する機会があったのをきっかけにコンサルタントさせてもらいました。
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